行ってきた。
ASKAさんのコンサート。

あの事件の執行猶予があけて、
すぐにシンフォニックコンサートがあったけど、
私はまだ迷いの中にいた。
だから行かなかった。
でも今回、バンド形式のライブへ足を運んだ。
幕が開く前、音楽が徐々に大きくなっていく。

色々なことが思い出された。
あの事件の時からの本当につらくて、迷い続けた日々を…。
隣に座る親友と共に、ついにこの日を迎えたんだと。
とはいえ、ちょっとステージを観ることがこわい気もしていた。
そしてASKAさんがステージへと出てきた瞬間、
意外にも「きゃー‼」「やっと会えたー」みたいな感動はなかった。
前と同じようにスッとその世界に入っていった。
そして、あんなことがあったけど、
「やっぱりかっこいいなー」と何度も思ってしまった。
ステージでのASKAは、輝いていたあの日のASKAのままだった。
大きなステージパフォーマンス。
なんといっても歌声は心に響いた。
これからも私はASKAさんの音楽を聴いていきたいと思った。
あの事件の時に、私は雑誌の切りぬきや会報をビリビリに破いて捨てた。
でもCDやDVDは棄てられなかった。
やっぱり選んで聴き続けてきた音楽。
聴いていた当時の思い出もあったから。
(しばらく辛くて聴けなかったけど…)
今回、ライブ中に「ありがとう」
と何回か言っていたASKAさん。
もう二度と間違った道に進まないように。
もう裏切らないでほしい。
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